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モノグラム大流行?保守と革新入り交じる、2013年のロゴデザインの流行を探る

  • 2015.03.01

  • 海外のデザインWEBマガジン「LogoLounge」より【2013年のロゴデザインのトレンド】発表したいと思います。(Thank you Bill !! )※翻訳・編集・掲載許可をいただいています。

    2014年のロゴトレンドはこちら

    2012年のロゴトレンドはこちら


    2013年 ロゴトレンドの分析

     

    ロゴトレンド1 【ドロップピン】

    ロゴトレンド1

    マップのピンを模したロゴは今や至るとこにあります。紙の地図がないこの時代には、カラフルな画鋲入れはありません。GSPでナビゲートされる社会では、このロゴデザインたちのような上下逆さまの涙型が行き先を示してくれます。これは最近ビジュアル辞書の一員になったアイコンです。

    待ち合わせ場所についたことを知らせるためには?ドロップピンを使いましょう。このシンボルは古くさい矢印やXや点の代わりとなって、待ち合わせ場所についたことを示してくれます。ロゴデザインの世界で場所というのは重要なものであり、この柔軟なシンボルは更に深いメッセージを伝えるために改正されました。完全にフレッシュなロゴが登場するのは毎日ではありませんが、まさにこれはフレッシュなロゴです。


    ロゴトレンド2 【クロス】

    ロゴトレンド2

    デザイナー達が丸にクロスされた矢印や線や棒を楽しむようになってから、両手で数えられるくらいの年数しかたっていません。クライアント名、企業名、名前、王冠、シンプルなアイコン、何らかのシンボルがそれぞれの四分円にはめられていることが多い様です。最初はいい感じに見えましたが、このアイコンの急激な増加のせいで本来の面白みが少なくなってしまったのです。

    そのうち、このロゴデザインの人気の速度は衰えていきました。そしていっそのこと、前より少ない情報を含んだものへと変わっていったのです。クロスされた物体は料理器具だったり、ツールだったり、スポーツ用品だったりします。このクロスは昔は剣で表されていた、伝統的なロゴデザインです。たとえトイレの吸引カップであっても、企業が抱えるクライアントへの自信と複雑さを表現しているのです。


    ロゴトレンド3 【ウェーブ】

    ロゴトレンド3

    このトレンドの関連性は一度見ただけでは理解できないかもしれません。体積を持つロゴが多いですが、どれも流動的だということがわかるはずです。ワイングラスの中で一定の規則に従って渦を巻く液体を想像してみてください。これは動きを表していますが、それは決して急いだものでも感情的なものでもありません。むしろ、優しくてコントロールされたものなのです。

    時間が経てばこれらのロゴデザインの動きは停止するかのように見えても、消費者はこれらのロゴを波のように継続的に動くものとして見ています。流動的に見えても、ロゴデザインとして見れば、揮発性のある液体を扱い結果を管理すること事ができるという企業アピールでもあります。


    ロゴトレンド4 【分子】

    ロゴトレンド4

    正確で具体的な目的を考えてください。料理とは違って、分子式に1つや2つの間違いがあれば死を意味することもあります。これらのロゴは視覚的な言語を使って、全てが上手くまとまっている正確さを表しています。これらは研究室や化学製品を表しているわけではなく、クライアントの方法論への理解を示しています。

    これらのロゴの幾何学的な特性は、消費者がプロセスの成功をイメージできるようになっています。余分な要素は一つもなく、完全体として結果を生むのです。線で繋がれている円は、互いにハーモニーを作り出しながら協力する企業や、多くの人が一丸となる様子を表しています。色のバリエーションは多様性や異なる要素の集まりを意味しています。これはデザイナーから結果の保証を望むクライアントへの解決策なのです。


    ロゴトレンド5 【自然】

    ロゴトレンド5

    DNAの発見の遥か前に、私たちは自然が表す個人主義が至る所にあることを知っていました。指紋が人間の個性を表すことは間違いないですが、木目や地形も同じくらい個性を表すのに効果的です。一つ一つがオリジナリティ溢れる物でありながら、一目見て何かわかるような模様です。

    これらの自然界の指紋は、ロゴマークと融合してクライアントの個性と奇妙な要素を表しています。もしくは、クライアントや製品、関係性のそれぞれがリスペクトされているという意味を持っています。指紋は、誰もが持っているユニバーサル・マークです。指紋は、財産、宗教、人種、教育、性別、その他の違いに関係なくほぼ同じでありながら、一つ一つ異なるのです。これは、自然界からの許可証なのです。


    ロゴトレンド6 【膜組織】

    ロゴトレンド6

    ロゴデザインの世界ではこのようなデザインは珍しい物ではありません。最も効率的なロゴの多くは、模様で物語を伝えています。そして模様の多くが幾何学的で、点や四角、線などで対照的に表されています。このトレンドでご紹介するロゴには、不規則な模様が使われており、よりオーガニックな特性を持っています。一貫して配置されたように見えるポジティブスペースとネガティブスペースですが、実際は似ているようで異なる形から成っています。

    不規則からできた規則性である迷彩柄を想像してください。もしくは、ほぼ同じサイズでありながらそれぞれ異なる石が配置された様子を想像してください。このトレンドの名前は、類似した要素から一貫した表面を構成する細胞膜を顕微鏡で見た様子に由来しています。これらのロゴデザインは不一致性が生む規則性とハーモニーと、互いに共通点をもつ異なるものが集まって生まれる美しさを表しています。


    ロゴトレンド7 【公式】

    ロゴトレンド7

    これと、これと、これが合わさると、より素晴らしいものができあがります。材料をなぜ見せないのでしょう?スモア(完成した料理)を見せるのではなく、グラハム・クラッカーとチョコレートとマシュマロ(料理に必要な材料)を見せましょう。完成品から一歩下がって解決策へ導いてくれる計算式を示すのが、このロゴトレンドです。計算式の内容は全く違うかもしれませんが、最終的な解決策は消費者によって組み立てられるのです。

    これらのロゴデザインには様々なスタイルがあり、式が垂直に示されていても水平に示されていても、結果につながる一連のシークエンスがあるのが普通です。このカテゴリーのロゴから生まれるもう一つのメッセージは「理解するのはそんなに難しい事ではないよ」と誰かが消費者に語りかけているかのようなシンプルさです。プロセスを分解したり透明度を表したりするのは、偶然からアイデンティティを発見することもできるという、消費者へのメッセージなのです。


    ロゴトレンド8 【括弧】

    ロゴトレンド8

    これらの異なるロゴの共通点は、四角いネガティブスペースが結合組織として働いていることです。通常、2つの同じ形が合わさって四角やひし形を作り出し、それがロゴの中心となります。それはまるでメッセージを含んだ括弧のようですが、結局重要なのはそれらの間にあることなのです。

    ここでは2つの破片が合わさって、中心部分により素晴らしいものを作り上げています。これらのうちの1つでも欠けると意味がなくなってしまいますが、2つが共にあれば最も素晴らしいものが生まれる可能性を示します。それは、破片の間に生まれる光です。破片がこれくらいしっかり合わさっていないと生まれない結果なのです。可能性を示す事で、消費者が好きな答えを空白に入れることができます。


    ロゴトレンド9 【アイレット(覗き穴)】

    ロゴトレンド9

    鋭角に曲がることが許されない世界を想像してみれば、このロゴトレンドのコンセプトが理解できるはずです。これらは連続的なモノラインで構成されることが多く、装飾されているものもあれば自ら終わりを示しているものもあります。途切れる線で立体感と持続性を示しながら交差しているものが多く見られます。様々なバリエーションがありますが、共通点はループです。

    これらのロゴマークの線を目で追って小さな旅に出る事もできます。これは流れとフレキシビリティを表し、見た通りツイストが効いた解決策を作ります。ロープが十分にあれば、それからロゴデザインを作り出せる事に間違いないでしょう。これらのロゴは親しみやすく、始めから終わりまでの道筋をなぞることで方法論を表しています。


    ロゴトレンド10 【スラッシュ】

    ロゴトレンド10

    至る所にあるスラッシュはようやくアイデンティティデザインに居場所を見つけたようです。でもこれはどういう意味なのでしょうか?前向きのスラッシュ記号はフレキシブルで、URLに使われる以外に、2つの選択肢を表したりするときに使われます。Black and whiteをb/wとするようにイニシャルを分ける時などにも使われますし、分数を表したり、ボウリングのスペアを表したりもできるマークです。

    ロゴデザインでは、これはコンセプトを分割したりつなげたりするものです。これはタイポグラフィを使ったデザインでも上手く使う事ができ、視覚的に面白く使う事もできます。何年も前に@マークを使ったロゴが流行ったのを思い出させるように、スラッシュが受け入れられるようになりました。ほとんど目に見えないくらいの特性をもっているスラッシュは、&マークのようにこれからもっと活用されるようになるでしょう。


    ロゴトレンド11 【ハンドライティング】

    ロゴトレンド11

    このトレンドが現れる前に、ハンドライティングを使ったロゴはあまり存在しませんでした。かなり良い筆記体のロゴデザインがあったことは確かですが、他に目立つものはありませんでした。このカテゴリーを追求していけばいくほど、これらの筆記体がロゴの形を作っていることがわかりました。これらはまるで、複雑な形の黒板の空白を埋めるかのようです。

    デザイナー達は今まで多くの文字を形にしてきましたが、これらのロゴマークの多くはまるでスターバックスの店員がメニューではなくロゴのデザインに熱中してしまったかのように見えます。遠目から見ると何かのシルエットで、近くでみればメッセージを読む事ができます。これらのロゴの手描き風な要素は、慎重さと注意を表しています。


    ロゴトレンド12 【ラインクラフト】

    ロゴトレンド12

    今年のロゴトレンドの中で最も目立ったのはこのトレンドの美しさでしょう。単一の線で描かれたこれらのロゴデザインは何ら新しいものではありませんが、新しさのニュアンスに溢れています。これらの多くが白地に黒ですが、絶妙な色を使ったものもあります。イラスト部分とタイポグラフィの部分はどちらも単一な線で描かれており、場の感覚を表しています。

    これらは、ここ何年かで発展してきたモノラインによって一貫性を表すロゴに影響されてきたと考えられます。幾何学がイラストレーションに組み込まれたCharley Harperの影響が見て取れます。形を表すには十分すぎる量の線がありますが、色調を表すには少ないと言ったところです。50年代を思わせるようなこれらのロゴマークは、その時代を懐かしく思う人々にとってはたまらないでしょう。


    ロゴトレンド13 【バッジ】

    ロゴトレンド13

    今年のロゴトレンドを見ていると、多くのパイ型が見られます。これらのバッヂロゴは、尖っていたり、ジグザグだったり、それらの組み合わせで表された縁で上手くボトルキャップの真似をしています。このトレンドの多様性のおかげで、本当に素晴らしい出来のものが目立つようになっています。シールのように見えるものもあれば、ただの囲い線として形を使っているものもあります。

    一見堅苦しい感じに見えるこれらのロゴデザインは、実は気楽な要素を含んでいるのです。封蝋(シーリングワックス)のいびつな形から始まって、このロゴは何年もかかって秩序のある形を見つけました。金色のシールが貼られた書類が重要性を意味するように、このロゴにはやはり堅苦しさがありますが、デザイナー達はこの流派を広める事ができて嬉しく思っていることでしょう。


    ロゴトレンド14 【バナー(横断幕)】

    ロゴトレンド14

    バナーはグラフィックデバイスとして何年もデザイナーと共に歩んできました。かつてパッケージやウェブサイトで幅をきかせてきたデザインは今年、ロゴデザイン界にやってきました。何年も前のリボンのデザインが生まれ変わったこれらのバナーは、過去のデザインの堅苦しいバリエーションとして存在します。通常これらのバナーは右上がりで、イタリックタイプが使われています。

    バナーは他のグラフィック要素に組み込まれることが多いです。リボンのようにテキストメッセージの背景として、時には集まりを表すものとして機能します。リボンのようなバナーの端はV字にカットされていて、賞品を表しているようにも見えます。デザイナーは、本来ならばフラットな解決策に深みと層を与えてくれたのです。


    ロゴトレンド15 【モノグラム】

    ロゴトレンド15

    モノグラムは今でもデザイナー達によってフレッシュに保たれています。モノグラムの歴史は紀元前350年にも遡りますが、本当のルネッサンスを見つけたのは18世紀中頃でした。家紋がより民主主義なアイデンティティのモチーフに道を譲ったのもこの頃です。装飾されているものからそうでないものまで様々なモノグラムロゴがあり、自分自身の印が欲しいという人々の望みを叶えてくれます。

    もし誰かについて説明できることが少なくても、2つのイニシャルを使ったモノグラムロゴは作る事が出来ます。これらのロゴはあなたのシャツの袖に縫い付けられるほどお洒落ではないかもしれませんが、エレガンスとフォーマリティを兼ね備えています。モノグラムを自分の賞品にしないデザイナーはいないでしょう。モノグラムが印字されたアパレルやアクセサリーの巨大なマーケットを考えると、これらモノグラムのロゴデザインが企業のブランド要素をしみ込ませることができるという証拠にもなります。


    いかがでしょうか?「ハンドライティング」や「モノクラフト」は、先のトレンドへと発展し長く愛されています。反面、「バッジ」や「バナー」といったロゴデザインは、既に少し古めかしさを感じるようになっていますね。2013年のロゴトレンドは、まるで流り廃りの分かれ目を見ているようです。

    参考 : LogoLounge  ©2013 Logolounge Inc.


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