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モバイルの普及、求められるスケーラブルなロゴ。2014年のロゴマークのトレンド15選

  • 2015.04.11

  • 海外のデザインWEBマガジン「LogoLounge」より【2014年のロゴデザインのトレンド】についての報告書を紹介します。(Thank you Bill !! )※翻訳・編集・掲載許可をいただいています。
    ロゴラウンジには、2014年だけでも24500点がアップロードされています。そのロゴを調査し、デザインの傾向・トレンドを記録したものです。

    2015年のロゴトレンドはこちら

    2013年のロゴトレンドはこちら


    2014年 ロゴトレンドの分析

     

    ロゴトレンド1 【モノクレスト(単一線で描かれた紋章)】

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    まずは、昨年の報告書で最も数が目立ったトレンドから見てみましょう。タイポグラフィとイラストレーションを最大限に使ったクレストやロゴには、モノライン(単一の線)が使われています。昨年、太さが同一の線をロゴ全体に使ったLine Craftをご紹介しました。至るとこにあるモノスクリプトとモノアイコンに加え、今年のモノクレストなど少なくとも5つのモノ系統が確認できました。

    同一の重さ(モノウェイト)の線はアイコンデザイナーに非常に好まれており、そのシンプルさはイラストレーションでも見られます。デザイナー達は長年表現されてきたクレスト(紋章)をトーンや色を使わずに表現しているのです。これはまるで分厚い肉をはぎ取って美しい骨格をさらすかのようです。


    ロゴトレンド2 【レタースタック(重ねられた文字)】

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    デザイナー達は今後、ハイフンを使わずに単語を分解する能力を身につけなければなりません。ここでまず考慮しなければならないのは、単語を構成するアルファベットの数が均等に分かれるかどうかです。長過ぎる頑固な名前は積み重ねられ(スタックされ)、箱に入れられてしまいます。すると、それはTシャツロゴ界で目立つロゴに早変わりします。

    タイポグラフィとして見るとフォントはそこまで重要ではありませんが、それは小文字に限られた話です。大文字はその質量から、デザイナーによってビルのブロックのように並べられます。視覚的な要素を持つものもあれば、形のイリュージョンを作り出す文字もあります。どちらにせよ、本物のパズルとまではいかなくても、見る人を謎解きへ引き込む力を持っています。このさりげない努力が、ブランドと消費者の関係作りのきっかけとなるのです。


    ロゴトレンド3 【手描き風】

    手描き風ロゴ

    「手描き風」のロゴが印刷物やイラストレーションの世界から、小さくて強力なロゴへと変わってきたことは驚く事ではないでしょう。この雑なフォントと溢れんばかりのバリエーションにデザイナー達は不快になりつつも魅了されているのです。昨年登場してからその人気は徐々に増して来ましたが、今となっては消費者がどれくらいの魅惑的な手描きメッセージを受け取れるか聞かなければならなくなりました。

    2007年にHand Jobが出版された時、デザイナーと消費者はデジタルタイプから一旦休憩を置きました。オリジナルに見える手描き風フォントでも、その多くがただのデジタルフォントに過ぎないのです。しかし、高々と響き渡る声のように目立つ素晴らしい本当の手描きフォントやロゴマークも存在します。このトレンドはすぐには消滅しない牽引力をもっていますが、できるだけ早く進化しなければなりません。


    ロゴトレンド4 【ダズル(幻惑)】

    幻惑するロゴ

    200年前にFirman Didotが現代のセリフフォントを誕生させたあと、それは文学の発展の時代において当たり前のものとなりました。しかしDidotは、彼の弱点が特性やトレンドになるとは思ってもみなかったでしょう。最小サイズで印刷されるとフォントの一番細い線が消え、それは「ダズル(幻惑)」と呼ばれるようになりました。これらのミスプリントされたフォントを再度拡大すれば、不完全なのに読む事ができる好奇心をそそるフォントの出来上がりです。

    遠目から見たり老眼の人が見ればすでに見えない文字の4割もの部分を取り除くことは、デザイナーにとって簡単なことではありません。取り除くということは、クライアントがロゴの崩壊しない最小サイズについて考えなければならないということです。セリフフォントの文字から太い線や細い線を切り取ってデザインされたロゴでも同じことが言えます。


    ロゴトレンド5 【フラットなカット面(ファセット)】

    カット断面のようなロゴ

    カット面もここ数年で数が多かったトレンドの一つです。デザイン界での人気の急上昇とデザイナーによる様々な表現法は、このトレンドに永続性があることを証明しました。

    ファセットは互いに交わる平面を使って立体的なオブジェクトを作り出す試みとして生まれました。それらのロゴは、異なるグラデーションや透明度を使って体積を表現しようとしていました。しかし、今のトレンドとしてのファセットでは、同じ平面を使って全くフラットな次元を作り出しています。見る人の目を錯覚させようとはしていません。価値のない石に価値を見つけるために、宝石がその美しさを表すまで表面を削っていった結果生まれたのがこれらのロゴデザインです。


    ロゴトレンド6 【ジオメトリックワイヤー(幾何学的な線)】

    幾何学ラインのロゴ

    宝石のカット師用のマニュアルのようなこのトレンドは、モノラインとファセットが初めて融合したものです。モノクロで作成されることが多いこれらのロゴは、見えない物体をかたどる線によって体積を表しています。斜めの線によって奥行きが作られ、非常に価値の高い未知の物質ができあがります。

    幾何学的に左右対称なロゴや深いシンボリズムを秘めた特殊な形のロゴは、ワイヤフレームを使う事によって精密さを兼ね備えています。曲線は一切使われておらず、全ての面が完全に真っすぐな線で表現されています。数学、建築、科学、デジタルの分野のクライアントとすぐに通じ合うことができる科学的な関連要素が詰まったロゴデザインなのです。


    ロゴトレンド7 【幾何学的動物】

    幾何学的動物ロゴ

    フラット。透明。動物。最も風変わりなアイデアの一つとして、透明なフラット面で作られた獣のロゴがやってきました。世界の様々な場所からやってきたように見えるこれらのロゴマークは、とてもシンプルな方法で組み合わされた幾何学的図形で作られています。これらの図形を再度組み直せば動物以外のものも絶対に作れると私は思っていますが、ロゴデザイナーはこれらの動物を定着させています。

    図形の綺麗な重なりは、クライアントとのクリアなやり取りを表現しています。これは、建物に透明な素材が使われる理由と同じです。多少のグラデーションはあるものの、これらのロゴの多くがフラット面の色の重なりに依存しています。2012年のモザイクロゴのトレンドが進化した結果、透き通った模様が特定の物体を作るようになりました。


    ロゴトレンド8 【ウェーブ(波・波形)】

    波形のロゴ

    トレンド名に登録商品名は使えないので、Wi-FiではなくWave(ウェーブ)です。今やこの商品名のマークはとても有名で、世界共通の記号のようになるでしょう。しかし、ここからが問題です。だんだん少なくなる3つの曲線を見れば誰もがWi-Fiだと思います。でも実際、業界団体であるWi-Fi Allianceのロゴにはこういった曲線などはないのです。

    このウェーブを見た消費者は、なんからの文明を意味していると思うでしょう。彼らは手を合わせて、ワイヤレス接続があることを祈るのです。ですから、ネットワークに参加するという意味でこのアイコンを使うことは間違ってはいないのです。そしてこのロゴはデジタル機器に限られる事ではなくなります。アナログでも、単にネットワーク・繋がりを表現するために使われるようになってきています。


    ロゴトレンド9 【六角形】

    六角形のロゴ

    蜂はこのロゴデザインを私たちより先に知っていたでしょう。世界共通の形として六角形を知っていたのです。立方体の角から何が見えますか?六角形です。同じ長さの辺で作られた正六角形は、隙間なく並べる事ができます。では、なぜデザイナー達がこの図形の山に身を埋もれさせるのにここまで時間がかかったのでしょうか?

    考えられる理由は数多くありますが、デザイナーたちはそれぞれ違う方法で六角形という形に引き寄せられて来ました。上の4つの例に関しても同じです。典型的なクレスト型や円や四角は、六角形にしっかりおさまったのです。面白い事に、立方体を完璧なアングルから見たときにできる六角形のイメージが強いため、地面と平行な辺を下にした六角形は滅多にありません。


    ロゴトレンド10 【地理・地形】

    地形を表現したロゴ

    地形学、川、海岸などは、大陸の変わった一群や国境などを表す事が多いです。デザイナーにとって国の特徴を形として表すのは、イタリアの形をしたブーツを探すくらい難しいことです。最近は、この挑戦に挑む者がたくさん現れたようです。
    故郷のシルエットをただシルエットとしてロゴマークにするのはもう古いことです。見る人が何の形かわかったときに「そうか!」と言うようなロゴが人気を増しています。州の色やシンボリズムを使わずに愛国心を表す事が一般的に良いように見えます。全てがそうというわけではありませんが、デザイナーがブラジルをビールの泡にしたりアフリカを豹の模様に埋め込んだりするマジックは素晴らしいですね。


    ロゴトレンド11 【ポンポン】

    ポンポンのようなロゴ

    これらのロゴデザインはただの毛玉ではなく、回転の中心を持った線の集まりです。それぞれの線が交わる点以外にもルールがあります。ランダムに集合しているものもあれば規則的なものもあります。透明なものもあれば、全く不透明なものもあります。限られた色を使ったロゴもあれば、ありとあらゆる色を使ったものもあります。

    中心にある一つの接合点を通して繋がっている要素は、数が集まることによって生まれる強さを表しています。このトレンドでは、2次元に加え3次元のイリュージョンを作る試みも見られます。どれもとても輝いているものですが、正しい投資をすれば星のような輝きを持つ事でしょう。アスタリスクの親戚かのように、驚く要素を含んだり特別な意味をもったりするものが生まれている様です。


    ロゴトレンド12 【ニット】

    ニット上のロゴ

    「編む」ということは、少しの強さを持った細い糸を重なるように配列して強力な表面を作り出すということです。今までいくつものトレンド報告書で編み込まれたロゴデザインをご紹介してきましたが、今年のトレンドは全く違います。これらのデザイナー達は編み込みを今までと違った方法で同じような結果へと導いているのです。

    縦糸と横糸の秘める力を表現し、テキスタイルは様々な形で存在するというメッセージが込めています。これらの多くは編み込みやかぎ編み、またはその他の方法で組み合う縫い目を表しています。作業の細部にズームインすることで、クライアントとの親密なやりとりを表現しているのです。繊細な糸の集まりが、隙間のないつながりを生むかもしれません。


    ロゴトレンド13 【州(のように見えるざっくりした塊)】

    シンプル形状ロゴ

    このトレンド以上にシンプルさへ敬意を払うものはありません。一色で、グラデーションは無しでお願いしますね。シンプルかつシンボリズムに富んだ形で。シルエットでもいいけれどフラットでね。しっくりくるテキストを添えて。もしくは形から追い出して縮小して。これらはシンプルな州の塊に見えるので、私はstates(州)と呼んでいます。

    このトレンドはロゴマークがなり得る最も質素な状態であり、混じりっけのない提案や計画を意味しています。形が企業やビジネスの種類を表すものもありますが、そのままの意味であるものはありません。つやつやしていて透明な、やりすぎなロゴよりも最先端で強力なのです。唯一あるチャレンジがサイズです。テキストが読める最小のサイズでも、ロゴによっては形がかなり大きくなってしまうものがあります。


    ロゴトレンド14 【連結】

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    丸みのある直線は何からでも作れて、丸みのある直線から作れないものは何もないという証拠がこれです。直線と円でできた、透明な連結を使ったロゴデザインの世界へようこそ。このテクニックが使われたのは今年が初めてではありませんでしたが、それが後にこのトレンドに少なからず影響したことは確かです。

    自らのオリジナルとして再構成したデザイナー達を称賛しましょう。透き通ったリンクは、いくつかの要素が組み合わさってフレキシブルでより良いものを作り上げることを表しています。重なっている部分は接合部分です。消費者はこれらのロゴを実在するものとして想像することさえできます。子供用の玩具のように、尖った部分が無くフレンドリーで親しみやすいロゴマークで即座に消費者との関係を築けるでしょう。


    ロゴトレンド15 【モーションライン(効果線)】

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    デザイナー達がスタン・リー(マーベルコミックの原作者)から学んだ全ての動きの表現がこれです。何本かの線が加わるまでは、スーパーヒーローはただの静止画でした。ロゴモーションはアプリやユーザーインターフェースから影響を受け、少し古くさいスタイルとして生まれ変わりました。最もシンプルなグラフィック言語は未だに最高の手段です。何かの電源が入れば線が放出され、何かが鳴ればバイブレーションの線が加わります。

    ロゴデザイナーが最も影響を受けてきたのは、主にデジタルメディアのために作られた多数のアイコンです。これらの多くには、他のロゴデザインと識別するためのモノラインが使われていました。そしてこれらの作者がロゴクリエイターでもあるということは、当たり前なのです。


     いかがでしたでしょうか?とてもシンプルなロゴがトレンドを席巻する中で、手描き風のロゴや、それを洗練させたようなモノクレストのデザインが異彩を放っていますね。これからどのように進化していくのかが楽しみです。

    参考 : LogoLounge  ©2014 Logolounge Inc.


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