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新たなるメディア~音楽アプリのロゴデザイン

  • 2018.12.17

  • 音楽アプリのロゴデザインについて

    人が音楽を聴く環境は、時代とともに変わってきました。レコードと蓄音機の時代から、磁気を使ったデジタル媒体への移行。テープレコーダー、コンパクトディスクを経て現在、インターネットの飛躍的な普及がもたらしたものは、サーバーから高音質の音楽データをダウンロードできるサービスの普及でした。CDにすれば200万枚以上に相当する4000万曲を検索して自由に聴けるサービスまで現れました。あらゆる曲から自分好みのプレイリストを作ることが可能になり、個人で音楽メディアを所有する時代の終焉が近づいています。様々な好みに合わせたプレイリストを提供するサービスが人気を得ています。

    音楽を魅せるビジュアルだったジャケットデザインは、正方形の画像データとなり、コンパクトなサイズで伝わるための見せ方を必要とされています。音楽フェスイベントが近年拡大している背景には、音楽の視聴と所有が、部屋や車などの閉鎖空間から、ポケットに入るスマートフォン媒体に移動したことが一因と言えるでしょう。

    インターネットがもたらしたデータベースの活用、優れた検索性は、音楽流通に関わる様々な革命を生み出しています。今注目を集めている音楽アプリケーションのロゴデザインをみていきましょう。


    世界最大の音楽配信サービスとなった「Spotify」のロゴデザイン

    「Spotify」のロゴデザイン

    kenary820 / Shutterstock.com

    1億7千万の会員に4千万の楽曲をストリーミングで提供している「Spotify」。スウェーデンで始まった小さな波は全世界に広がりました。

    Spotifyの旧ロゴ

    360b / Shutterstock.com (Spotifyの旧ロゴ)

    2006年の創業時ロゴはRockwellというフォントに近いスタイルで、遊び心にあふれたポップなデザインでのスタートでした。2013年のリニューアルで、電波をイメージする丸みのある三本線を○で囲った現在の形になりました。少しだけ左に傾いているのがポイントです。まっすぐ上を向けると、既に定着しているwifiのロゴとイメージが被ってしまうため、検討を経てこの形に落ち着いたそうです。「Spotify」の文字表記があるバージョンも、スタンダードで読みやすい形に落ち着きました。


    ミュージシャンの活動に革命を起こした「Sound Cloud」のロゴデザイン

    「Sound Cloud」のロゴ

    Piotr Swat / Shutterstock.com

    SoundCloudは2007年のスウェーデンで発案され、ドイツのベルリンをベースにしてスタートしました。ミュージシャン同士の作品共有サービスでしたが、自由に音楽作品を公開・配布できる場所として広まり、コメント機能やSNSとの連携機能を付加しながら利用者を獲得してゆき、「オーディオのYouTube」と呼ばれるまでになりました。現在では1億7千万を超える楽曲を擁し、多くのミュージシャンの支持を集めています。

    そのロゴは「クラウド」をあらわす雲のイメージを使い、音の波形をかたどったデザインです。バックは情熱をあらわすオレンジ色で配色し、近い形状のアップル「iCloud」ロゴのブルーとの差異化が図られています。


    音楽を身近に引き寄せた「Shazam」のロゴデザイン

    「Shazam」のロゴ

    Allmy / Shutterstock.com

    Shazamは町で流れている音楽や鼻歌を認識し、曲名や歌詞などを表示できるアプリです。2008年にApp Storeでの配信が開始され、その後10年で10億ダウンロードを突破、2018年にAppleが買収。世界で最も人気のあるアプリの1つとして、毎月1億人を超える利用者が使用しています。

    Shazamのロゴは青色をベースカラーに、丸みのある白いU字形を二つ組み合わせ、左に傾いたアルファベットの「S」の形が2重に目に入ってくるようなデザインです。タオイズムの対極図と相似する構造がみられますね。

    「Shazam」のロゴタイプ

     Allmy / Shutterstock.com

    文字があるバージョンは、丸みのあるラウンドタイプのサンセリフ体ですが、aやsの端に微妙に筆跡を残したような工夫があります。


    ネット音楽革命を牽引した「iTunes」のロゴデザイン

    「iTunes」のロゴ

    Bernardo Ramonfaur / Shutterstock.com

    2001年にアップル社のMacintoshパソコンでの音楽再生・管理ソフトとして登場したiTunesは、音楽再生機「iPod」と連携して人気を博しました。2003年からスタートしたiTunes Music Store による楽曲のダウンロード販売は、音楽の流通に根本的な革命をもたらしました。そして2007年の「iPhone」発売。iPodテクノロジーの延長にもみえるそれは、「パソコンに近い機能を携帯できる」スマートフォンによる情報メディア革命として世界を変えていきました。

    iTunesのロゴは当初、CDのイラストの上に8分音符を配したもので、光を意識した立体的なデザインでした。音符の色は青→紫→緑→ときて青に戻り、2010年のリニューアルでCDが消え、音符を青い円で囲んだデザインになりました。その後、赤と青のグラデーションで配色された現在のITunesデザインとなります。

     

    Apple Musicのロゴ

    aradaphotography / Shutterstock.com

    2015年にSpotifyと対決する形で楽曲ストリーミングサービスのApple Musicがスタートし、2017年にはiTune Storeアプリのロゴは星印のデザインに一新され、今後の動画配信サービスを予感させるものになっています。


    まとめ

    音楽アプリが定着して数年。インターネットとスマートフォンの普及は、音楽を楽しむ環境を根本的に変えてきました。手のひらの上に超巨大なレコードショップが収まっているかのような現在の状況下。音楽アプリのロゴデザインは、スマートフォン上の認知性を意識して、シンプルで見つけやすいフラットデザインの方向性に進化を遂げてきました。

    アプリロゴを意識して、デザインがミニマルに研ぎ澄まされた結果、他のサービスのロゴとデザインが似るケースが増え、微妙な差異を与えるアレンジのテクニックが見られます。現在のデザイナーには、ミニマリズムの向こう側を開拓していくスピリットが重要なのです。


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