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おとぎ話に着想を得た、カフェのブランディング・デザイン

  • 2017.02.21

  • カフェのブランディング事例

    みなさんは『ブランディングデザイン』という言葉を耳にしたことがありますか?

    ブランディング(branding)とは

    自分たちの「特性」や「持ち味」、つまり、企業なら会社らしさ、商店ならお店らしさ、商品なら製品らしさは何かを設定し、その価値を顧客や消費者に感じてもらうためのすべての活動を意味します簡単に言うと、商品やサービスの「目には見えない魅力」をいろいろな方法で生み出すことです。企業やお店、商品ごとにオリジナリティ『らしさ』の違いがあるように、それぞれのふさわしいブランディングは異なります。何に焦点を当てるかべきかの考え方は様々ですが、基本的にブランディングは次の三つのポイントを明確に設定し、それを向上させるための活動をすることが重要です。

    1)アイデンティティ→その商品やそのサービスにしかない独自性の確立する

    2)ブランド・コンセプト→会社、お店、製品の「なりたい姿」を設計する

    3)ターゲット→想定する顧客層をクリアにする

    ブランディング活動の中で非常に大きな役割を担っているのが、ロゴデザインです。このブランディングの重要な三つのポイントをベースにして生まれたロゴデザインは、それぞれの商品やサービスの価値を顧客・消費者にきっちりとアピールすることができ、魅力あるブランドを作ることができるからです。今日は、ブランディングデザインの一例を見ながら、いかにデザインはブランディングに大切なのか、その有意性を考察してみましょう。※記事掲載はデザイナーに許諾を得ています。(Thank you onasup & Anzi !!)


    カフェ『OKTOKKI The Café』のブランディングデザイン

    カフェの内装デザイン

    カフェ『OKTOKKI』は、韓国のソウルにある、ウェルビーイング・カフェ、つまり身体に優しい食材を提供するカフェです。

    韓国は食後のカフェ文化が浸透していて、街中にも至るところにカフェがあることでも有名です。そういった背景のもと、近年ではソウル市内に、カフェ本来のコーヒーのクオリティーにこだわったカフェ、スイーツが豊富なカフェ、内装に力を入れたりイベントの開催をしたりするカフェなど、色々な形のカフェが生まれています。

    カフェのブランディング事例2

    『OKTOKKI The Café』のブランディングデザインは、onasup 氏とAnzi 氏によって行われました。

    店名にある『OKTOKKI』ですが、韓国のおとぎ話ではOKTOKKIは月に住むウサギを意味します。「月→サークル」からの発想により、ブランディング活動の中で最も影響力を持つ、ロゴデザインはサークル(円)を基本としたものと設定されました。

     

    体に優しいカフェメニュー

    カフェ『OKTOKKI』では、身体に優しい食材を使用した独自のフュージョン・レシピで作られたものを提供していることが大きな特徴です。伝統的な食材を、新感覚なフィンガーフードやグルテンフリーのメニューなどに変化させ、新しいことに敏感な顧客に気軽に提供できることが、このカフェのセールスポイントです。

     

    ロゴをベースにしたアイコンたち

    提供する商品に加えてこの気軽さを表現したシンプルな数々のアイコン(「コーヒー」、「グリル」や「お米」など)が、シンボルとして生み出されました。このシンボルマークはパッケージだけに限らず、メニューの中に使用されたり、お店の内装のピクトグラム(情報や注意を示すための視覚記号・サイン)として使われたりしています。ロゴマークとも整合性が取れており、気持ちの良い統一感があります。

     

    ロゴが印字されたカップ

    ロゴを印字した看板

    カラーバリエーションはモノクロのみの展開。オリエンタルでクールなイメージを維持するため、この選択になったそうです。実際、黒色と白色で作られたロゴ・シンボルは、余計なものを一切取り払い、カフェそのものの品質を保証し、食材や内装の斬新さを想像できる作品に仕上がっています。

     

    ここで、前述のブランディング活動の三つのポイントをこのカフェに照らし合わせてみましょう。

    このカフェは、

    アイデンティティとしては「身体に優しい食材を使用」

    ブランド・コンセプトは「独自のレシピを気軽に体験できるカフェ」

    そしてターゲットは「流行に敏感な人たち」

    という設定です。

    ロゴが印字された名刺

    このブランディングデザインには、この三つのポイントが実に忠実に反映されています。軽いタッチながらも余白の上手な使い方をしているこのロゴは、カフェ『OKTOKKI』の雰囲気を視覚的かつ感覚的に顧客・消費者に伝え、いかに魅力的なカフェであるかということを表現しています。まさに、ブランディングデザインの優秀な例と言えるでしょう。


    まとめ

    いかがでしたでしょうか。ブランディングは、それぞれ商品やサービスの価値を消費者に伝える大切な考え方です。現代社会において、消費者から常にその商品・サービスを選んでもらうのはなかなか大変なことです。時代を超えて、長期的にその価値を最大限に消費者に提供し続けるためには、ブランディングは欠かすことはできません。目に見える価格や商品そのものデザインや機能の違いだけで選ばれるようでは、それを上回る商品が出てくれば顧客はそちらに流れてしまうからです。

    ブランディング活動をきっちりと行うことで、商品・サービスは人を惹きつけるブランドへと変化します。商品やサービスの持ち味を視覚化させるブランディングデザインは、ビジネスにおける重要な鍵なのです。ブランディングデザインの重要性を感じていただければ幸いです。

     

    design : onasup & Anzi (Korea)


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