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鉛筆をモチーフにしたロゴ作成例 -#276
鉛筆の原型とは、ラクダの毛で作った筆、蝋板に尖筆で記録する道具、皮紙に細い金属棒による描画用道具などと言われています。
ビヨンビヨンと上下する鉛筆のロゴデザイン
古代の筆記道具は、現在でも役にたつアーティストのアイテムです。見るからに不安定な鉛筆の影が、鉛筆を浮かぶようにみせてます。宙を伸び縮みする不安定な鉛筆が、アイデアの浮き沈みを表しているのでしょうか。ビヨンビヨンと上下するのが目に浮かびます。遊び心満載で、動きのあるロゴデザインになっています。
ジュエリーアーツスクールのロゴデザイン
鉛筆をダイヤモンドのブリリアンカットのように仕上げたデザインです。文字で「ジュエリーアーツデザインスクール」と書いてあります。鉛筆はデザイナーにとってなくてはならないものです。そしてダイヤモンドはその鉛筆の芯の成分である炭素でできています。深読みすれば、鉛筆でアイデアを具現化し、デザインされたものはダイヤモンドになります。こうしたクリエーションを私共の学校で教えています。そんな知的なピクトグラム化したロゴであることがわかります。
生まれた時からデザイナー
鉛筆先を、先住民テントのようにデザイン化したロゴです。こんなにクリエイティブな心をもった人々が住んでいますと言わんばかりに、テントの入り口が開かれています。ネイティブデザイナーの文字を加味すると、全体的に三角形構図が強くなるのを懸念してか、棒が三本飛び出るように描いています。三本の棒があること、入り口が開かれていることで、イラストのテントのリアル感をだしています。三角形の構図ゆえにロゴマークの安定感は抜群です。
鉛筆のメタファーをつかい、複雑な物語を想像させる三つのロゴを見てきました。なかなかこうした遊びを挿入する機会は実際のところ少ないようです。しかし、チャンスが訪れたら試みてはいかがですか。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のロゴデザインやブランディング事例をピックアップして紹介しています。企業ロゴ・ブランドロゴなどの用途は問わず、荒削りでも着眼点やアイデアが面白いものはピックアップしています。
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