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動物のイメージを利用したロゴ制作のヒント[1] -#239
どうしたら、コーポレート・アイデンティティ(CI)やブランドの魅力の認知度がもっと上がるのか。そんなお悩みはありませんか。良い方法のひとつとして、動物の印象をそのまま企業の印象に重ねイメージアップを図る方法があります。 そんなコンセプトで製作されたロゴをご紹介します。是非一度、試してみてください。
目次 / 感想など
ユニコーンをイメージ化した企業ロゴ
空想の生物「ユニコーン」をモチーフとしたシンプルなロゴです。ユニコーンは一角獣とも呼ばれ、額の中央に一本のツノを持っており、馬に似たようなタテガミの長い伝説の生き物。ツノには不思議な力が宿っているといい伝えられているそうです。1色で構成されており、シンプルにデフォルメ、洗練されたシルエット。角の部分はネガティブスペースを利用した表現をされており、子どもっぽくならずすっきりとクールな印象になっています。振り向きざまに遠くを眺めているかのような面持ちです。「美しく力強い」とされているイメージを、企業イメージと重ね印象向上を目指しているといえます。ディテールの表現により信頼感ある企業ロゴに仕上がっています。
親しみやすく楽しいイメージの企業ロゴ
こちらは旅行業を営む「WANDERWELL社」のコーポレートマークです。羽ばたく大きな鳥の頭に小さな鳥がとまっており、2羽で旅を楽しんでいる様子です。まるで、お客様(大きな鳥)である旅行者が羽ばたく方向へそっと目立たないように付き添い見守っている(小さな鳥)ようです。また、そんな小さな鳥ように旅行者の楽しい自由な旅を邪魔することなくそっとサポートしますというメッセージを感じます。動物そのもののイメージのみではなく、キャラクターの細かな表情で企業イメージを印象づける優れたロゴではないでしょうか。
2点とも動物の細かな表情まで表現されており、シンプルで信頼感ある企業ロゴです。認知している物は人の脳に入りやすく理解するまでの時間も短いと言われています。その知っている物に企業イメージを重ねた成功例といえるでしょう。 是非1案として検討してみてはいかがでしょうか?
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のロゴデザインやブランディング事例をピックアップして紹介しています。企業ロゴ・ブランドロゴなどの用途は問わず、荒削りでも着眼点やアイデアが面白いものはピックアップしています。
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