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錨をモチーフにしたロゴデザイン例 -#173
ヨーロッパでは、愛や誠実さの象徴として古くから親しまれてきた、「錨(アンカー)」。陸上競技や水泳などのリレー競技での最終走者や、テレビの報道番組で中心となってニュースを掘り下げる人のことを「アンカー」と呼びますが、もともとは「希望を託す」という意味が込められているのだそう。そんな人気のモチーフ、錨をあしらったロゴデザイン例を特集します。
レコードと錨をうまく組み合わせたロゴデザイン
「RECORDS」の文字があることから、レコード店かレコードレーベルのロゴデザインであることがわかります。下半分にレコードをあしらい、中心に錨を配置していてうまく連続性を保っていますね。スタイリッシュなモノトーンですが、粋がったところのないデザインで、好感が持てます。デザイナーが意図しているかどうかはわかりませんが、錨がにっこり微笑んでいるように見えるのも素敵。
錨をイニシャルに埋め込んだロゴデザイン
中央にイニシャルと錨を配置し、ロープでぐるりと囲んだデザイン。ヨットやモーターボートといった小型の船舶を係留しておく港、マリーナのために作られたロゴデザインのようです。よく見ると、「H」が縦に二つ並んでいて、錨もスペルの一部を構成しています。一色使いのシンプルなロゴですが、細部までよく練られた作品です。
力強いタッチで錨を表現したロゴデザイン
錨をエンブレムにあしらったようなロゴデザインです。中央にある「SINBAD」の文字が。あの『千夜一夜物語』のなかの『船乗りシンドバッドの物語』の主人公を務める船乗りのこと。ロゴの力強いタッチが、大海原で大冒険するシンドバッドにふさわしいですね。
錨は停泊中も潮の流れや波、そして風と、さまざまな力を受ける船を、決められた位置にしっかり係留させておくための装置です。ずっしりとした重さがあることから、強さや安定性のシンボルとされることもあります。また、何よりアイコンとして人気があるのは、そのユニークな形状あってこそ。錨のモチーフを使うことで、「海なるもの」を手っ取り早く表現している秀逸なデザインに乾杯です。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のロゴデザインやブランディング事例をピックアップして紹介しています。企業ロゴ・ブランドロゴなどの用途は問わず、荒削りでも着眼点やアイデアが面白いものはピックアップしています。
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