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ロゴデザイナーインタビュー : Jeroen van Eerden

  • 2016.12.22

  • Jeroen van Eerdenはアムステルダム出身の29歳のロゴ&ブランドアイデンティティーデザイナーです。Groningen在住、専門分野での経験は6年、世界中の様々なプロジェクトを手がけており、グリッドと鮮やかな色を使ったクリーンなデザインで知られています。コーヒーの愛飲家でもあります。

    この記事は海外のロゴデザインWEBマガジン”logoinspiration.net“の記事を翻訳しています。※記事掲載はlogoinspiration.netとデザイナーの許諾を得ています。

    ロゴデザイナーインタビュー

    ■デザイナーになろうと思った人生の転機は何でしたか?

    デザイナーとしてのキャリアは思ったより遅く来ました。幼い頃から大人に成ったら何になるかわかっていたという人達がいますが、私の場合は16歳くらいの時に初めてグラフィックデザインへの情熱に気づきました。

    まず、ヒューマンテクノロジーというコースで、私の故郷であるGroningen(オランダ)のデザインエージェンシーでのインターンの機会を貰いました。このインターンの時はまだグラフィックデザイン業界のことをよく知りませんでしたが、それをきっかけに興味を持つようになりました。ヒューマンテクノロジーの勉強を終えて、「コミュニケーション&マルチメディアデザイン」というコースを学びました。最初は、芸術的なグラフィックデザインとイラストレーションをしていました。BéhanceDeviantArt、それからソーシャルメディアなどを通じて作品が知られました。それから、様々なスタイルのデザインを探索してきましたが、芸術的なグラフィックデザインの業界では仕事を見つけるのが困難だとわかったのです。

    それから今まで5年ほど、ロゴデザインのスキルアップをしてきました。コミュニティから良い反応がたくさんあったので、ロゴデザイナーというのが私の居場所だとわかりました。DribbbleやBéhance(ここでは現在とてもアクティブです)などのデザインコミュニティのおかげで、ロゴデザイナーとして成長することができています。特にDribbbleでは学ぶことがとても多く、ロゴデザイナーとして成長できました。

    2013年に正式に「Jeroen van Eerden-フリーランスデザイン」という会社を立ち上げました。2015年に「コミュニケーション&マルチメディアデザイン」を卒業した後、フルタイムのフリーランスデザイナーとして、世界中のクライアントを担当しています。ロゴとブランディングプロジェクトのみを担当しています。

    ・Platform Final

     

    ■1日の流れを教えてください。

    早起きして、瞑想してからヘルシーなフルーツシェイクを食べます。プロジェクトの作業を始める前に、コーヒーを一杯のんでインターネットでBéhance、Dribbble、Logopond、インスタグラムなどをチェックして新しいインスピレーションがあるか見ます。もちろん、本も読みます。9時頃に仕事を初めます。どんなプロジェクトをやっているかにもよりますが、最近はロゴのプロジェクトが多いですね。プロジェクトのリサーチ(オンラインとオフライン)が終わったら、様々なコンセプトの作業をしていきます。コンセプトを書き出せるように、いつもスケッチブックを持っています。イラストレーターを使って色々なコンセプトを探究することが多いですね。

    あとは、クライアントとスカイプ電話をする時があります。これは時差のために(私はアムステルダムにいるので)午後のことが多いですね。締め切りがなければ17時頃に仕事を終えます。


    ・Sport Vision

     

    ■初めてデザインしたロゴは何ですか?

    私が初めてデザインしたロゴは、起業した元先生のためのものでした。インターンをしていた時なので、デザイナーとしては本当に駆け出しでした。ロゴデザインを完成させるのに1週間もかけて、フィードバックを貰いながらの作業でした。ベストな作品ではなかったかもしれませんが、先生は喜んでくれました。


    ・School District

     

    ■MacとPCどちらを使っていますか?

    最近新しいiMac 5Kを買いました。もう10年ほどmacを使っています。アップル中毒者と呼んでください。アップル製品は全て買わないと気が済みません。まさに、デザイナーのステレオタイプです。

     

    ■どのソフトウェアをよく使いますか?

    ロゴとベクター作業は全てイラストレーターCCで行います。次にフォトショップ、インデザインをよく使います。

     

    ■最も気に入っているロゴデザインのスタイルは何ですか?また、それはなぜですか?

    ミニマル、抽象的、賢いロゴが好きです。プロジェクトをするときに、ロゴを簡潔にして1つや2つのコンセプトの要素を表すのが好きです。知性を表す為に「ネガティブスペース」を使ったりしているので、ロゴデザインで分かりやすいことはしません。昔ながらの「半永久的で大胆なロゴ」にしたいのです。

    私はグリッドを使って全てが完璧なバランスを取っているようにしています。Béhanceのページを見ていただければ(www.behance.net/jeroenvaneerden)私がこの“グリッドシステム”を使っているプロジェクトを見ることができます。1に賢く、2にユニークでミニマルなロゴをデザインすることが私にとってベストなコンビネーションです。

    ・Portfolio 2015/2016

     

    ■普段どんなことにインスピレーションを受けながらデザインしていますか?

    プロジェクトの作業をしている時に見つけるインスピレーションが多いです。あるプロジェクトのリサーチをしているときは、関連するすべてのデザインを収集することで正しいコンセプトと道を見つけることができます。朝コーヒーを飲んでいる時は別ですが、新しいインスピレーションを得ようと決めている時間は特にありません。大抵、プロジェクトをやっている時や、時間が余っている時にインスピレーションを見つけます。

     

    ■今まででデザインしたものの中で最高のロゴはどれだと思いますか?

    オランダ(私の故郷の街)のフランスパンのベーカリーにデザインした「Broodje can Eigen Deeg」のロゴだと思います。このブランディングをきっかけに世間に知られるようになり、インスピレーションサイトやデザイン関連のブログに載せていただきました。また、このお店は私の故郷で初めてオープンした大規模店舗でした。オランダの外のクライアントと仕事をする機会がほとんどでしたので、デザインを終えたあと地元の方たちからたくさんの良い評価を得ました。

    もちろん、自ら手がけたブランディングの店舗が実際に成功するのを見るのはとてもよかったです。まだオープンして1年しか経っていないのにも関わらず、このお店は現在オランダのトップ店舗/企業を争うほどに成長しています。

    ・Broodje van eigen deeg

     

    ■一番好きなロゴを5つ教えてください。(今まで人類によって作られた全てのロゴの中から)

    これはいつも本当に難しい質問だと思うのですが、今回は初めて調べて答えてみることにしました。

    1. FedEx

    2. Nike

    3. Apple

    4. Woolmark

    5. CNN

    これらのロゴはどれもとてもシンプルです。簡潔さ、コンセプト要素を引き出すような賢い解決策、ブランドをより魅力的にするような完璧なバランスと美しい色のハーモニー。これらは私がロゴデザインに最も必要とする要素です。

     

    ■フリーランスの仕事で最も良い点は何ですか?

    パンツを履かなくていいことかな・・・!

    いや、でも本当に。フリーランスデザイナーは最高です。毎月新しいクライアントを探したり、業界の様々な人達に会ったり、作品を常にアップデートするためにポートフォリオを作成したりするモチベーションになります。あまり仕事が忙しくないときはポートフォリオの作成に専念してスキルアップしながら、採用されなかったコンセプトを探究します。良いデザインを作ることは私の仕事ですが、情熱でもあります。毎日新しいことを探究して、スキルアップのために限界を超えるよう心がけています。

    最も良い点は自分が自分のボスだということですね。自分でプロジェクトをいつやるか決めて、それが好評だととても嬉しいです。この仕事は私が前進して更に大きなゴールを達成するための大きなモチベーションになっています。

    最近ガールフレンドと一緒に犬を飼ったのですが(コーギーのHugo)、外に出て実際に人に会う機会が出来たのでこれも最高の新しいインスピレーションです。フリーランスをしている人は時々外に出て冒険したり、文化や人と触れ合ったりする必要があると思います。これらは最大のインスピレーションですからね。

    ・DataShaper

     

    ■デザインの他にやっていることはありますか?

    最近は学校でフリーランスデザイナーである私の経験についてレクチャーして欲しいと頼まれました。デザインについて教えることは時間があればいつでもしています。時々本を読んだり(デザイン関連の本ばかりですが)しています。友達とコンサートに行ったり映画を見に行ったりするのも好きです。犬を飼い始めたので外に出て冒険する機会も増えました。出来る限り友達に会って世界を冒険しましょう。

    「デザイン」は私の人生にとってとても大きな存在になっていることに気づきました。フルタイムのフリーランサーになってから、毎月のゴールを達成して生活費を払ってちゃんと生きることができるようになるまで苦労しました。デザインの他に、コーヒーもとても好きです。

     

    ■常に持ち歩いているものは何ですか?

    小さなスケッチブックと鉛筆です。それと外で写真がいつでも撮れるようにiPhoneも。管理にも使っていますが、主にインスピレーションと探究に使います。

     

    ■これからのJeroen can Eerdenについて教えてください。

    フリーランスデザイナーとして成長していって、タイミングが良いときに他のデザイナー(と、クリエイティブな人)達と共に事業を拡大していきたいです。自分のデザイン事務所を設立するのも悪くないかもしれません。でも今はフリーランスのデザイナーとして成長して、毎月の収入のバランスを取りたいです。事業を拡大すれば大きなプロジェクトのオファーを受けたりすることが可能になります。でも、自分と同じような経験をしている他のデザイナー達と一緒にいるとモチベーションも上がりますし、様々なことを改善して成功できると思います。

    ・InStats

     

    ■最もインスピレーションを受けている人は誰ですか?

    Aaron James Draplinです。とても陽気な雰囲気のアメリカのロゴデザイナー、イラストレーターです。他にもたくさんのデザイナー(当にロゴデザイナー)が好きです。今は、たくさんの才能あふれる人達がいるこのコミュニティの一員だと言うことが大事だと思います。例えばLogopondやDribbbleのように。ここ数年でたくさんの素晴らしい人達に会ってデザイン関連(個人的なことも)のことをシェアできるようになりました。新しい人達と出会ったり面白いディスカッションをしたり、フリーランスのデザイナーとしての経験を通じてインスピレーションを得ています。

     

    ■駆け出しのデザイナー達にインスピレーションを与えるメッセージをお願いします。

    もしあなたがフリーランスになりたいデザイナーなら、可能な限り努力してデザイン関連のサイト(Logopond、Béhance、Dribbble)に作品を投稿しよう。デザインプロセスに偽りを持たず、人にフィードバックを貰うようにすると良いでしょう。分野では自分が一番だと思う傲慢な人にはならないように。

    他人に優しくして、フィードバックを与えて上げよう。誰だって学び、上達したいものです。お互いを競争相手と見ない時は、コミュニティが居心地良いと思うはずです。ポートフォリオを常にアップデートしておこう。シェアして、前向きでいよう。

    フリーランスデザイナーとして働くことは寂しくてストレスが溜まることかもしれません。成功するかどうかの鍵は自分の中にあります。モチベーションを見つけて、自分の目標をたどって自分の仕事にそれなりの費用を求めること。あなたはもう何年も学んできたデザイナーなのですから。尊重されるべきです。周りの人と共に自分の中にあるデザインの情熱に火をつけて、革新的な仕事ができるように努力していってください。

     

    designer : Jeroen van Eerden


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