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ブランディングメソッドによって構築されたカフェのロゴ作成事例

  • 2017.10.17

  • ブランジルのブランディング企業が作るロゴマーク

    ブラジルのブランディングエージェンシー「Empória Branding」は、独自のブランディングメソッド「Brandcast®」を用いて数々のブランドをプロデュースしています。Brandcast®は、提案・ポジショニング・パーソナリティの分析・実行・管理の5つのステップで完成するように設計されたブランディング法です。今回ご紹介するのは、ブラジルにあるガソリンスタンドに併設されることになったカフェテリアのブランディングです。実例をなぞりながら、具体的なブランディング手法を学んでいきましょう。※記事掲載はデザイナーの許諾を得ています。(Thank you, Empória Branding ! )


    提案~ガソリンスタンド併設のコンビニエンスストア

    ブランディングの提案

    日本国内ではあまり馴染みはありませんが、海外のガソリンスタンドには、ちょっとした日用品を買えるショップが施設として付随しているのが一般的です。今回の事案は、ブラジルのイタリア系移民が多く住む地区にあるガソリンスタンドに開設されたカフェテリアのブランディングです。

    きっかけは、ガソリンスタンドのオーナーが、自店の売り上げをアップするため、他店との差別化を検討したことに端を発します。ほかの店舗にはない、ユニークで革新的な特性を求めていたオーナーに、Empória Brandingは、通常のショップよりもさらに品揃えを充実させたコンビニエンスストアを候補として提案します。

     

    ポジショニング~地域の需要と企業側の供給

    ブランディングの立ち位置

    Empória Brandingは、コンビニエンスストアを組み込んだ場合に予想される競合との差別化、また、地域のコンビニエンスストア業界についての深い分析を行いました。そこで判明したのは、単にコンビニエンスストアを併設するだけでは、独立型の専門性の高いコンビニエンスストアに対して競争力に欠けるという事実でした。

    その後目線を変え、地域の需要調査をより綿密に行っていく中で浮かび上がったのが、「カフェテリア」と「ベーカリー」の機能を持たせることで、他店と差別化ができ、地域のニーズには応えられるのではないかという新たな店舗構想です。

     

    パーソナリティの分析~地域性に密着したネーミング

    ブランディングの分析 2

    カフェテリアを併設することに定まったプロジェクト。次の段階で考えられたのは、カフェのネーミングです。イタリア系移民の多い地区、スタンド併設という条件から導かれたのは、カジュアルで利用しやすく、イタリア系の人々にとって親近感のもてるカフェであること。

    ブランディングの分析

    そこで名付けられたのが、「MIO CAFÉ convenience club」です。

    「MIO」は、「MINE」 と同義のイタリア語で「私の」という意味をもっています。「CAFÉ」は、ベーカリーを併設したコーヒーショップであることを示唆し、タグラインにあたる「convenience club」は、コンビニエンスストア同様の手軽さをイメージさせるコピーです。

     

    実行~イメージを形にするロゴデザイン

    カフェのロゴデザイン

    ネーミングを終え、コンセプトが明確になったところで、実際のビジュアル・アイデンティティを構築する作業に移ります。 カラーは、ぬくもりとコーヒーが醸す香りを彷彿とさせるアースカラーを基調に、キャラメルのようなイエローとブラウンがチョイスされました。

    ロゴマークを構成する要素は、コーヒーカップを上から見下ろしたような絵柄と、デザインに動きをもたらす滴、そして、丸みを帯びた親しみやすいサンセリフ書体をアレンジしたロゴタイプです。ロゴデザインを通しカジュアルで利用しやすいイメージを表現し、「手ごろな価格で楽しめそう」という印象を顧客に想像させる狙いをもって制作されました。

     

    管理~ブランドの成長

    ブランドの成長

    ロゴデザインが決定し、実際の店舗が完成して営業がはじまったら、そこからは実際の経営をしながら競合との動きを比較分析し、ブランドの成長を図りながら改善を適宜加えていく管理体制に入ります。 ビジュアル・アイデンティティを適用したグッズの展開や販売促進もその範疇に入ります。

    カフェのパッケージと看板デザイン


    まとめ

    ブランドのプロモーションを細かなステップに分けて進行していくことで、クライアントにも理解しやすく、また、作業的にも落度がない効率的なブランディングが進められるよう工夫されています。多くのブランディングエージェンシーで、同様の工程を経てブランディングが進められていると思いますが、体系化を確立することで、より無駄な動きを抑え目的に向かってスマートな動きができるようになります。

    Empória Brandingの作例は、コンセプトに合わせブランドをデザインすることはもちろん、ブランディングというビジネス自体をデザインするという、同業者にとっても非常に勉強になるケーススタディではないでしょうか。

    design : Empória Branding ( Brazil )

     


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